9/30/2009

櫛まつり2



       いやー、皆様粋ですねぇ・・・


       可愛い子たちもたくさん・・・
  


あまりに素晴らしくて、バチバチと写真を撮りまくってしまいました。もう少し(いや、かなりずっと!)若ければ、モデルに志願するのになぁ・・・だってこんな髪型に結ってくれて、簪つけて、きれいな着物を着せていただけるのでしたら、女に生まれたからには、ぜひ人生に一度くらいはやってみたいですよね。皆さん、カツラではなくて、自前の髪の毛だそうです。きっとこの日のために髪をのばし、色も染めるのかしらね。来年はお天気が良い中、花見小路や祇園白川を行列するのをぜひ見たいものです。

9/29/2009

櫛まつり


古くなったり傷んでしまった櫛やかんざしに、感謝をこめて供養するお祭りが祇園の安井金比羅宮で行われました。昔は語呂あわせで9月4日(誰かさんのたんじょうび??)に行われていたのが、今は9月の第4月曜日になったそうです。境内北側にある櫛塚(久志塚)に折れた櫛を奉納して供養が行われ、その後、古墳時代から現代までの髪型を結い、衣装を着た女性たちの時代風俗行列が祇園周辺を練り歩きます。



生憎この日は雨の予想で、ちょうど奉納儀式が終わって行列が始まる頃に雨が降りだし、残念ながら行列は中止になってしまいました。そのかわりに境内の舞台での説明とご披露となりました。京都美容文化クラブが主催で、モデルさん達は美容専門学校の生徒さん達や関係者とのことです。時代によっていろいろな髪形、着付けがあり、見ていてとても楽しいものでした。見物人には外国人の方々がすごく多くてびっくりしました。きっとネットワークがあるのでしょうね。



今回は47種類の髪型と衣装のお披露目でした。髪型の名前にもいろいろあるんですね。島田や丸髷なんかは聞いた事があるけれど、他にもおしどり、元禄、円山、割れしのぶ、耳かくしなどなど、全くわかりません。側で見ていらした先生方が、”あれはもう少し横に張ったほうがいいわね”とか””丸みが小さいわね”などどおっしゃっているのが聞こえて、フーンそういうもんなのかぁ・・などと興味しんしんでした。

9/28/2009

町家公開3


最後は”西陣くらしの美術館”として普段からいろいろな催しをしている、富田屋です(見学と説明だけで2100円!)。今日は特別に1000円なので入ってみることに(笑)。さすがに両替屋をしていただけあって、蔵が三つ、坪庭が六つ、能が舞える離れ座敷にお茶室というすごさです。


まず入り口で愛想の良いそそとした女主人の方に、表から見えるりっぱな蔵での休憩・喫茶を勧められました。ちょうど小腹もすいていたので、それに”普段は非公開で見られませんよ〜”という言葉につられて、入ってみることに。さぞかし昔の貴重なものがいっぱい!と期待しながら分厚い蔵の扉を開けてみると・・・びっくり!!


あっけにとられる!とはこのこと。絨毯敷きに白いグランドピアノ、戸棚にはウィスキーや家族の写真なんかがある、ふつーの応接間でした。だまされて(?)入ってきた人たちは、皆同じ反応で、”これって蔵ですよねぇ?”と、お互いに苦笑しあい、お茶(もちろん有料です)をした後、そそくさと出ていきました。この後またお金を払って家の中を見学するのですが、皆さんこれにメゲたようで、見学者はほとんどいませんでした。



9/27/2009

萩の寺1

30度前後の暑い日が続いています。日差しがとても強く感じます。


出町柳駅のすぐ近くに”萩の寺”で有名な常林寺があります。いつもはひっそりとしているのですが、この時期はさすがに人が時折立ち寄ります。狭い境内の石畳の両側にかぶさるように萩の花が広がっています。あまり天気が良すぎて、萩の色がちゃんと撮れません・・・



ススキとの相性もいいですねぇ。秋!っていう感じがします。

白い萩に彼岸花が紛れ込んでいました。

町家公開2


こちらは村岸家のお庭。今でも地下水が豊富に出るとのことで、おいしい冷茶のサービスがありました。

長細い手水鉢が目を引きます。これは秀吉時代の五条大橋の橋桁をそのまま利用したものだそうです。

次にうかがったのは、大宮庵。いつも表に花が飾られ(今年の朝顔は残念でしたが)、素敵なたたずまいです。


階段タンスを上がって二階にいくと作業場になっていて、味わいのある家具が置かれていました。




お庭を通って奥の二階に上がると、すばらしい絞りの着物が展示されていました。さすが西陣ですね。

9/26/2009

町家公開1

今回この催しを教えてくださったのは、京都では知らない人がいないほど有名な写真家、水野克比古さんです。とても気さくな方で、前回彼の写真館を訪問した際に偶然お会いし、いろいろお話をして下さり、その時に教えていただきました。この日も写真館のみならず、ご自宅まで公開され、かつご自身撮影の絵はがきを超お買い得価格で提供されていました。

   
        水野さんのご自宅

”とても素敵ですねぇ”と水野さんに声をおかけしたら、”いやぁ、昨日は掃除や飾りつけで大変でしたよ!”とおっしゃっていました(笑)。

 




こちらは町家写真館のほうです。さすが坪庭の撮影をずっと続けていらっしゃるだけあって、石や木、草などとても詳しくて、置かれているものも、思い入れが違います。水野さんの娘さんも息子さんも写真家で、ここには皆さんの撮影された写真が飾られています。

9/25/2009

ちょっと休憩・・・

すっかり頭の中がパリモードになっていました。ここいらでちょっとギアの切り替えをしないと、京都の秋に取り残されてしまいそう・・・


ということで、混雑を避けてこのシルバーウィークはほとんど出かけなかったのですが、最後の23日だけは、前々から楽しみにしていた、”伝統文化祭 西陣千両ケ辻”に行ってきました。


西陣織の中心地として栄えた京都市上京区の今出川大宮周辺は、かつて「千両ケ辻」と呼ばれ、江戸時代には糸問屋や織物商が立ち並び、一日で千両の売り上げがあったと伝えられ、この名前がついたそうです。今でもいくつか伝統的な町家が残っていて、この日に限り内部を特別公開して見せてくれたり、名家秘蔵のコレクションの展示やイベントが開催されたり、染織作品や和装品の展示・販売も行われます。


まず最初におじゃましたのは、京・ゆば処、静家さん。明治初期に建てられた町家です。この日はお食事をしなくても店内を見学することができます。坪庭を見ながらのお食事、いいですねぇ。



9/24/2009

レトロなパッサージュ




パリ右岸に点在する“パッサージュ”とは、ガラス屋根のアーケード商店街で、18世紀後半にナポレオン3世による大規模なパリ都市計画の一環として建設されたそうです。一時デパートなどの出現で廃れたものの、今もいくつか残っています。カフェやレストラン、古書、古切手、コイン、アンティーク、アクセサリー、雑貨などのお店が軒を並べ、ただ見て歩くだけで楽しいです。


          これはグレヴァン蝋人形館

9/23/2009

ウィンドウの向こうには



こんな素敵な世界が! アンティークでしょうか? 迷路に踏み入れたような感覚に陥る、細いパッサージュで(1800年代に完成)見つけました。

   トナカイのディスプレイがユニークなアクセサリー屋さん