10/23/2009

マキシム・ド・パリ

パリの有名なレストラン、マキシムの上階に小さな、アール・ヌーヴォーの美術館があります。数々の調度品で飾られたその空間は、美術館というよりも、まるでパリの個人のお宅を訪ねるようでちょっと、行くのに勇気がいりますが、ガイドツアーに行ってきました。



現在、「マキシム・ド・パリ」を所有するのは世界的に有名なデザイナー、ピエール・カルダン。アール・ヌーヴォーのコレクターとしても知られる彼が、60年かけて世界各国から蒐集した550点もの家具や調度品、オブジェをレストランの上階に集め、「La Collection 1900」という名のアール・ヌーヴォー美術館を設立しました。広々とした空間に、エミール・ガレやマジョレル、ティファニー、そしてガウディなどその時代を代表する貴重な芸術家たちの作品が一同に会します。



     この三枚の写真の部屋はガイドツアーの待合室

19世紀後半に活躍した女優、サラ・ベルナールの愛用品の、銀の鏡とブラシ

       

     マジョレル作のカルダンお気に入りのベッド

2 件のコメント:

mojito さんのコメント...

いや~~、一枚目と二枚目の写真がとてもいいですね。街灯の影が、あいまいにシルエットになっているなんぞ、よく見つけましたね。 それから、こんな渦巻きの階段。ホント、オシャレな美術館だと感心しました。

はりねずみ さんのコメント...

調度品も各部屋にごろごろというくらいあふれていて、見ごたえがありました。ぜひ機会があれば、行ってみてください。