2/07/2011

千本えんま堂の節分会2

大念仏狂言を見るために夜、またえんま堂へやってきました。

7時半からということで、良い席の確保のため1時間前に着きましたが、まだ本堂では一般人の祈祷が行われています。人もまばら。席は無いし・・・。
そうこうするうちに7時をすぎ、ばたばたと本堂が片付けられ、長椅子が運び込まれました。本当に地元の学芸会といった雰囲気です。

しかしながら、狂言は本格的。最初の演目は”にせ地蔵”。 お地蔵様のふりをして、お供え物をせしめようとする話です。

2作目は”鬼の念仏”。地獄の番人の鬼が、新しくやってきた罪人に念仏を唱えられて、踊らされる話です。ライトアップされた本物の大きな閻魔さまの像の前ですから、なかなか迫力があります。きっと昔、人々はお寺で狂言をこんな風に楽しみ、お念仏をこうやって唱えたんだろうなぁと思わせる、たのしい会でした。

そして最後は出演者による豆まき。鬼が可哀想なので、”福はうち、鬼もうち”と言ってくださいと、女性のご住職がおっしゃいました。暖かいとはいえ、夜3時間も吹きっさらしのお堂にいたので、すっかり身体が冷えてしまいました。

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