4/06/2012

醍醐の花見

また今年も見にきてしまいました。太閤秀吉が愛した醍醐の桜。秀吉は盛大な花見の宴を開くために近隣から桜の木を数百本移植させたと言われています。でもおかげで今こうして楽しませていただいています。

京都にきて私の中の桜の価値観を変えてしまった、霊宝館の中庭にあるみごとなしだれ桜。まだ5分咲きで、今まで見た中で一番ピンク色が濃いです(樹齢200年)。

 まるで造花のようです(って褒め言葉になってるのかなぁ・・・)

     こちらは三宝院のしだれ桜(樹齢190年)まだ三分咲き

奥村土牛が描いたことから土牛の桜と言われています。とてつもなく大きい木です。先日の爆弾低気圧の強風でよく折れなかったなぁ。

そしてこれが、三宝院の勅使門である唐門(国宝)。平成22年に復元され、菊の御紋と豊臣家の紋の桐がピッカピカになりました。

実はこのご紋には思い入れがあります。2、3年前友達と行った時、タクシーの運転手さんに ”三宝院では菊の御紋と桐の御紋が並んでいるのがめずらしいので、ぜひ見てきて下さいね” と言われ、どこにあるのだろう?と、ことごとくさがし廻ったのですが見つからず、とうとうお坊さんにも聞いてみたのですが、若いお坊さんは首をひねるばかり・・・。結局わからず終いで残念な思いで帰ってきたのです。後日調べて、この唐門のことだとわかった次第です。こんなに大きくて派手なものを、見逃すわけはないので、きっと修復中で幕が張られていたのでしょう。

4 件のコメント:

momo さんのコメント...

奥村土牛の枝垂桜の切手大切にしていました。モデルの木に始めてお目にかかれました。 秀吉の桜、歴史が息づくという感覚を味わいました。こちらも本物にこんな情景があるなんて初めて知りました。ありがとうございます。

はりねずみ さんのコメント...

あ〜私もその切手持ってますよ。
あさって8日(毎年4月の第2日曜日)には多くの桜の下、秀吉をしのんで豊太閤花見行列が行われます。秀吉をはじめ秀頼や北政所、淀君、女房衆などが行列をし、雅楽や狂言が披露されます。きっとすごい人だろうと思っていつも敬遠していますが。

AMICA さんのコメント...

醍醐の桜も咲いたのですね。
秀吉のころからみんなに愛され、魂が確かに入っていますね。 桜てなんて幻想的なのでしょうか。。。 醍醐の桜 博物館の中から ガラス越しに見るのも好きです。

はりねずみ さんのコメント...

確かに、しだれ桜の古木には魂が宿っているような妖怪さがあります。きっとそれに惹かれるのでしょう。
博物館の休憩所のガラス越しに見る桜をご存知とは、つうですね、AMICAさん!