2/28/2013

GOEMON

大阪松竹座で夜の部、GOEMONを観てきました

ラブりん(片岡愛之助)が座頭の花形歌舞伎です

舞台装置は緞帳もなく、この金属パイプと階段だけのシンプルなもの

これが真っ赤な十字架になったり、聚楽第になったり、スペインの酒場になったり、最後には装置が回転してせりあがり、五右衛門が ”絶景かな、絶景かな” と叫ぶ南禅寺の山門にもなります。ストーリーは奇想天外で、スペイン人宣教師を父にもつ石川五右衛門が親の仇を討つため大泥棒になり、秀吉に立ち向かう話です。出雲の阿国の一座には、OSKの女性ダンサー達が加わり、フラメンコは一流のダンサー(佐藤浩希)とギタリストと歌手(外国人)が参加し、歌舞伎というよりは、舞台演劇ファンタジーという感じでした。弦楽四重奏の生が入り、三味線と謡、ギターと歌のコラボも新しい試みでした。


五右衛門がつづらを背負っての宙づり、そして2階席での立ち回り、最後にまた鳥に乗って逃亡する宙づりなど、本当に観客を楽しませてくれました。歌舞伎の創始者と言われる出雲の阿国に、五右衛門がフラメンコを教える場面は、笑えました。さすが、歌舞伎役者さん、基礎ができているので、音感も身体の動きもバッチリでした。


今回の花形歌舞伎、若き御曹司さん達(とくに藤十郎さんの孫の壱太郎君)のめざましい成長に目を見張ると共に、愛之助さんをはじめとして、梅丸さん、吉太朗くんのような血筋系ではない人達の活躍の場を作る上方歌舞伎の懐の深さにも驚きました。


猿之助さんや勘三郎さんも斬新な試みをいろいろやっていましたが、今回はもっとその先をいくものでした。伝統歌舞伎の継承からみると眉をひそめる人もいるでしょうが、若い人達にも劇場に来てもらうというのも大事だと思います。かぶくというのはそういう意味もあるのではないかしらん。



2/26/2013

鴨のくぼて

縄文時代の土器が下鴨神社の境内、糺の森から出土されたそうです。


その中に”くぼて”(窪手)という土器があり


これが今日の茶碗の源流だそうで、現在も下鴨神社の祭事に使用されています。フタバアオイの柄が好きで、思わず購入してしまいました。




2/25/2013

さるやの「申餅」

下鴨神社の鳥居の手前にできたおやすみ処で


140年ぶりに復元された「申餅」をいただくことができます


昔は葵祭の申の日に、小豆のゆで汁でついた、はねず色の可愛いお餅が神前に供えられたそうです。これを食べて、無病息災をお祈りします。




しばらく時間をおくと、黒豆茶の黒豆(丹波産)がやわらかくなり、それを取り出して、お塩でいただきます。黒豆を炒って作られたお茶は潔斎期間中の神官の飲み物で、不老長寿の良薬とされていたそうです。

2/24/2013

寒い日には

まだまだ寒い日が続きますねぇ・・・


そんな日には、これに限ります


いつも外に行列ができているのですが、今回は、すんなり入れました


カレーうどんが名物の、永観堂近くの「日の出うどん」さん。カレーうどんの種類は7種類。その中でのスペシャル、”特カレー” は牛肉とネギと油揚げ入りです。ルウがかなり濃厚なので、いつまでも冷めず、つい、ツルツルっと口に入れようものなら、舌をやけどしてしまいます。ハネ防止に紙のエプロンを渡されます。おかげで、すっかり体が暖まりました。


2/23/2013

日本画こころの京都百選

京都は今も昔も、画家にとっては絵を描くのに魅力にあふれた所です。この度、京都府では現代京都の日本画壇を代表する作家達に後世に残す京都の風景「こころの京都百選」を依頼、その完成記念展が京都文化博物館で開催されています。


同時に円山応挙や上村松園をはじめとして、小野竹喬、堂本印象、横山大観など、江戸時代から明治、大正、昭和を代表する画家達による、京都を描いた日本画も60点あまり展示されていて、なかなか見ごたがありました。

村上華岳「夜桜の図」

上村松園「静かなる夜」

秋野不矩「平安神宮」

 森田りえ子「一力亭白椿」
(絵は絵はがきより転写)

昔の京都の様子や風俗、生活が絵でありありと目に浮かんできたり、現代の京都でも知らない名所がまだまだたくさんあることがわかり、どっぷりと京都にひたることができました。

2/22/2013

春の訪れ(府立植物園)

やはりこの花を見ないと


春を迎えられません

 セツブンソウです


 花言葉は「拒絶」

ひっそりと咲いて、人を寄せ付けないってこと?


こちらは「オウレン」

ロウバイも見頃になっていました。

2/21/2013

寒い中・・・

 昨日の京都の日中の気温は5度、風もあってかなり寒い日でしたが、


この寒空の中、府立植物園ではこんな微笑ましいカップルが



撮影をしていました

この時期植物園は花壇の育成、整備中です・・・

2/20/2013

祇園探索

いつも観光客でごった返している祇園ですが、

表通りをちょっと外れると
こんなメルヘンチックな郵便局があります。そして

このような風景を見るとさすが、祇園!って思うでしょう。

ところが、それは一面で、

花見小路を挟んで、祇園北側には違う顔があります

 
まるでロケットのような

煙突のような

無機質な

へんてこなビルがいっぱい

そう、ここはれっきとした歓楽街です。雑居ビルが林立していて、バーやクラブの看板がひしめいています。昼はひっそり、夜はネオン街となり、あやしげな通りとなります。

2/19/2013

五色かりんとう

昔なつかしい駄菓子が


こんなにオシャレになって


売られていました(@京都まろん)


食べだしたら止まりません・・・

2/18/2013

ロベール・ドアノー

JR京都伊勢丹の美術館「えき」で、ロベール・ドアノー(1912-1994)生誕100年記念写真展を見てきました。


第二次世界大戦の時にはレジスタンスに加わり、当時の写真はとても貴重で興味深いものでした。といっても決して暗い写真ではなく、生き生きとした人間の表情の写真です。モノクロの素晴らしさに打ちのめされました。 そしてデジタルではなく、フィルム写真でしか表現できない暖かさみたいなものを感じました。


彼はパリ郊外に住み、そこに暮らす庶民の日常をユーモアたっぷりに撮り続けました。
「イメージの釣り人」と言われ、好みの一瞬をとらえるために、じーと待ち続けるそうです。彼は「いい写真とは見た人がその後の物語を自分で続けられるような写真」と考えています。そういう写真が撮れるのがプロなんですねぇ〜。

以下の写真は写真集からの転写です

「 チェスをするレイモン・サヴィニャック」 
 ポートレイトの撮り方も凝っています

 「無遠慮なハト」 
真ん中の子の頭の上にハトが止まっています

 「雨の中のチェロ」

「 かがんで口づけ」

「リヴォリ通りのスモック姿の子供達」 
2ページにわたっている写真で真ん中に筋が入ってしまいましたが、とってもほほえましい写真です。

たった一枚の写真が一瞬にして見る人をなごませてくれる。写真の力ってすごいなぁ!と思いました。

2/16/2013

祇園界隈

祇園界隈をブラブラしているとよく見かける光景です


なんちゃって舞妓さん〜や


 貸衣装の着物姿の人達は見慣れていますが・・・


こ、これには、ちょっとびっくり!

バッチリ着飾って、なりきっている花魁姿

人力車を引いているお兄さんのほうが、恥ずかしがっている・・・

2/15/2013

天使の羽根

河原町三条から一本北を東に入った道に突然現れるこの大きな羽根

 なかなかインパクトがありますよね〜

一見こじゃれたバー的なお店かな?と思って入ってみたら、一階は悠悠亭という和食のお店で、この羽根は実は二階のブライダル関係のお店のものでしたorz

2/14/2013

バレンタインデーにちなんで

今日はバレンタインデーですね♪

あまり関係ないんですが・・・

京都では有名なこの福だるま

なんと、これはチョコレートのコーティングがされています

 なかなか可愛いでしょ