6/27/2014

知らなかったぁ〜・その1(インドネシア・バリ)

インドネシアに初めて行ってきました。赤道直下で18,000以上の島から成り、今は乾季であることくらいしか予備知識がなかったので、びっくりしたことがたくさんありました。


最初に訪れたのはバリ島。南国のリゾート地です。常夏でヤシ、バナナ、ココナッツなどの木が茂り、花が咲き乱れています。インドネシアは国民の80%の人がイスラム教徒であるのに、バリだけは90%がヒンズー教徒という特異な土地柄です。街を観光していてそれを実感しました。街道を走っていても、レストラン、お店、個人の家を見ても、どこにでも魔除けの石像と風変わりな飾り物とお供え物が必ずあります。


朝起きるとまず食事の用意をして、それを家の中や前、道路や外のお堂などにお供えをするのです。



ヒンズー教では神が至る所に宿るといわれ、神様に食べていただくために、朝夕、お線香と聖水とともにお供えをします。お盆にたくさん入れて、一人で何カ所も廻っている人もいました。


お寺の中で見かけた、頭にお供え物を載せている女性


ヤシの葉で四角く編んで作ったお皿に色とりどりの花と食べ物が入っているのがチャナン。バナナの皮に炊きたてご飯を載せたものがサイバン。この他にも地域や祭事によっても中身が違うそうです。


道路にじかに置かれているものは 、当然犬や猫、鶏が食べてしまったり、蹴とばされて汚く散らばっています。


こちらは、高級ホテルのお庭ですが、鳥がつついています。

でも誰も気にしません。もともと自然に帰るものでできているので、そのままにしてゴミとして捨てられても問題ないようです。また掃除をして次の日あらたにお供えをするのでしょう。

2 件のコメント:

onetwo さんのコメント...

毎朝お供え物を捧げるのですか。一般家庭の人たちも信心深く習慣を守っているようでしたか。

はりねずみ さんのコメント...

お屋敷でもお寺でも、普通の家でも
ちょっとみすぼらしく感じるような
家々でもお供え物が見られたので
多分みんな信心深いのだと思います。
お供え物にも優劣がありました・・・