2/24/2015

飛び出し坊や その1

交通量の多い道や、子供や幼児が飛び出してきそうな細い道の脇や通学路に「飛び出し注意!」などと書かれた看板を見かけることがあります。運転手に注意を呼びかけるもので、単なる文字だけの看板の他に、子供の姿を形どったものなど、最近ではいろいろなバリエーションが目につき、おもしろいです。


(古いバージョン)

この「飛び出し坊や」の発祥の地は滋賀県八日市市。昭和40年代、高度成長期に急激に車が増え、それに伴って交通事故死者の数も急増。中でも子供の犠牲が多かったので、その対策として滋賀県の八日市市社会福祉協議会が発案して、地元の看板製作会社「久田工芸」に依頼し制作したのが始まりと言われています。


(新しいバージョン)

「飛び出し人形」や「飛び出し小僧」など、各地で呼び方はバラバラだったものを「飛び出し坊や」と命名したのは、あの、みうらじゅん氏だそうです。久田工芸で製作され、みうらじゅん氏が飛び出し坊やと名づけたものを元祖として「0系」と名付けました。
「0系」とは、イガグリ頭の男の子が走っているもので、赤いシャツに黄色いズボンという単純で目立つ姿をしています。今では他の業者や自治体、個人などが作るものもあるそうです(0系ではないもの)。ホームセンターにも売っているそうですが、見たことはありません。



さすが発祥の地だけあって、滋賀県にはたくさんの飛び出し坊やが見られます。これらは0系の変形でしょうか?

0 件のコメント: