6/29/2016

松尾寺(奈良)

天武天皇の皇子、舎人親王が、日本書紀編纂の折、42歳の厄年であったため、日本書紀の無事完成と厄除けの願をかけて建立された日本最古の厄除霊場がこの松尾寺です。かなり山奥なので誰もいませんでした。拝観料も要りません。


北惣門、108段の石段を上ると本堂です


三重塔


神霊石の大岩


岩のまわりには西国三十三所松尾山石仏観音


南惣門は四脚門で扉には


風神


雷神が向き合っています






6/25/2016

水無月のご馳走



京都では6月(夏越しの祓え)に和菓子の水無月を食べる習わしがあります


そして各神社では厄落としの方法として「茅の輪くぐり」が行われます


そして先日うかがったお店(「弧玖」)で6月らしい逸品をいただきました


料理の水無月は胡麻豆腐に小豆を入れて固め三角形に切ったもので氷室豆腐とか水無月胡麻豆腐というそうです。すこし固めの胡麻豆腐の中にはわさび醤油であえたアボカドが入っていました。


そして八寸がこの趣向。手作りの小さな茅の輪が添えられていました


鮎が踊っているよう。蓼酢が手作りでネットリと美味しかったです


最後に生姜の練り切りをお抹茶と共にいただき、うっとうしい気分がすっきりとしました。



6/23/2016

矢田寺(奈良)

矢田寺は「矢田寺のお地蔵さん」と親しまれ、日本最古の延命地蔵菩薩を安置しているそうです。


6月の紫陽花の時期にあわせて、特別公開が行われていました


こちらがご本尊の地蔵菩薩立像(平安時代)です。普通お地蔵様は右手に錫杖、左手に宝珠を持つというスタイルなのですが、 矢田寺のお地蔵様は、右手の親指と人差し指を結んだ独特のスタイル(阿弥陀様と同じ)で「矢田型地蔵」と呼ばれています。



大きな閻魔像です。このお寺の縁起に描かれている閻魔様は人を裁くことを悩むようなちょっと愛らしいキャラクターです。

こちら「試みの地蔵菩薩」と言われ、中興の祖・満米上人が、地獄で人々を救っているお地蔵様に出会って、自分で像を刻んだものだそうです。他にも最初に本尊だった重要文化財の十一面観音立像、吉祥天立像、阿弥陀如来坐像、十六羅漢像板絵など見応えがありました。





6/22/2016

紫陽花めぐり2(矢田寺)

あじさい寺として関西では知られている矢田寺に行ってきました


奈良では敷地は4番目に広いお寺だそうです。天武天皇の勅願によって開かれた当時は七堂伽欄48カ所坊あったそうで、かなり広くて古いお寺です。でも今ではあまり人が訪れることはなく、このあじさいの時期だけにぎわうそうです。


大和盆地をのぞむ丘陵の中腹にあるお寺で、10,000本のあじさいが植えられています。


さながら、あじさいの迷路のようになっていて、この日も大勢の人が行列を作って歩いていましたが、大きく生長したあじさいで、人の姿も隠れるほどです




石垣とも似合いますねぇ


ひっそりとした舎利堂


6/20/2016

47都道府県の一番絞り


ビール商戦にまんまとハメられました


まずはこの京都づくりを買ったことから始まって・・・


次にこんなものを息子からもらって



 俄然興味がむくむくと湧いてきました

日本にはKIRINの工場が9ヶ所あって、その工場が分担して47都道府県の特徴を生かしてビールを発売するという企画のようです。各ビールには県の形がプリントされています。

”ほんまもんが分かるのが京都の人”という「京都づくり」は滋賀県の工場
”つねに新しくありたい、それが東京の人”の「東京づくり」は横浜工場
”日本の原風景があるんです、奈良には”の「奈良ビール」は神戸工場
”たっすいがは、いかん!それが高知の心意気”の「高知ビール」は北海道千歳工場
という具合でちょっと、インチキっぽいのですが、味くらべをしてみたい気もして。本来は私プレモル派なんですが・・・




6/18/2016

紫陽花めぐり1(梅宮大社)

毎年ここには紫陽花を見に行きたくなります


たくさんの種類があって


楽しめます


この日は生憎の晴天でしたが


けっこう日陰があるので助かりました


双子の梅の実


そして毎年かわいい絵馬です


6/16/2016

異次元の林

長野県の山の中(杖突峠)を車で走っていると


突然もやの中に入り、カラマツの幻想的な林が現れました。


等伯の絵みたい・・・


手前はレンゲツツジ


そしてもう少し行くと、今度は大きなシダがびっしり生えている林に変わりました


こちらは南国の密林みたいでした


6/15/2016

シニア演劇フェスタ@京都劇場

シニア世代が元気なこの時代


かの蜷川さんもシニア劇団を作って海外遠征までしました。60歳以上の人たちが中心に活動している劇団が全国に100以上もあるそうです。京都劇場でシニア劇団のフェスティバルがあり、知り合いが出演するので観てきました。


この網タイツのポスターだけでも刺激的ですよね〜。体型的にもお世辞にもスマートとは言えません。あの世に住むダンサー達が幽霊となって、下界の騒動に巻き込まれる話で、ミュージカルですから歌あり、ダンスあり、お芝居あり。休憩なしの出ずっぱりで、何回も着替え、シニア世代にはハードルの高い舞台でしたが、とても楽しくて引き込まれ、途中からはシニアということも忘れるほどでした。最後にはラインダンスまでありましたが、演じている本人たちも生き生きと堂々としていて見事でした。席を確保するために1時間前から並びあの京都劇場をいっぱいにする京都のおばちゃんパワーにも圧倒されました。

6/14/2016

入笠湿原

新緑が美しい湿原を歩きます


白樺林


遠くに、まだ桜が咲いているの?と思わせる色合いの木々が・・・


りんご種のズミ(コナシ、ヒメカイドウとも言われる)です。この時期このあたりではどこにでも見られる木でした


蕾はピンク、花が開くと白になります




6/13/2016

スズラン群生地へ(入笠山)

入笠山湿原(長野県)には夏は何回か来ていますが、 スズランの時期は初めてです(6/5)


湿原の奥の斜面にスズランが咲いているはずですが・・・


かなり急な木道を不安になりながら上がっていきます


よく見ると、両側にたくさん咲いていました(100万本)。日本スズラン(自生種)は葉より下に咲くので遠目には緑にしか見えません。


ひっそりと隠れるように咲いていました


一方、ロープウェイの到着地の横には園芸種のドイツスズラン園があります


こちらは葉よりも花が高く咲き、香りも強いです




パラグライダーを楽しむ人には絶好の場所と風でした